ケアプロストやルミガンはもともとは緑内障治療時の副作用を利用した商品

微笑む女性

近年はまつ毛をケアする化粧品や医薬品が数多く登場するようになり、マスカラやつけまつ毛、エクステを利用して物理的にまつ毛の長さや太さを出すのではなく、自前のまつ毛を伸ばしていくというまつ育が女性の間で人気になっています。市販で販売されているまつ毛美容液は、ダメージ補修やトリートメントを目的としており直接育毛をするためにはあまり効果がありません。そこで多くの女性が利用しているのがルミガンやケアプロストと呼ばれるまつ毛育毛剤です。

ルミガンやケアプロストには有効成分であるビマトプロストが配合されており、まつ毛の根元に塗布することでまつ毛の育毛に作用し、長さや豊かさ、色の濃さといった様々な効果をもたらし、育毛を促進させることができるメリットを持っています。ただルミガンとケアプロストは元々まつ毛育毛剤として開発されたわけではなく、緑内障と高眼圧症の治療薬として日本国内で承認されており、現在も治療に使用されている特徴を持っています。

本来ルミガンやケアプロストに含まれているビマトプロストは、体内の生理的な物質であるプロスタグランジンの誘導体であり、直接使用してもアレルギーなどを起こしにくいリスクが少ない医薬品です。実際に点眼液として利用する際には、眼球を満たす液体である望水の流出を促進させることで眼圧を下げて、緑内障における視野の悪化を抑える効果を持ちます。そして眼球に点眼する際に起こる副作用として、まつ毛の毛包部分にビマトプロストが作用し、毛周期における成長期を延期させることがわかり通常は生え変わる時期よりも長く毛が伸びることで、育毛効果や太さが出ることがわかりました。

そのため現在はルミガンやケアプロストの副作用をあえて使用し、睫毛貧毛症の治療薬としても注目されるようになっています。そのため美容目的でルミガンなどを処方してもらうためには、美容皮膚科などの医療機関で自費で処方してもらう必要があります。近年では個人輸入通販サイトなどを利用すれば、医師の処方箋なしでも購入することが出来るようになっていますが、使用上で不安がある場合は医師の診察を受けた上で、使用上の注意や使い方の指導などを受けた上で処方してもらうと安心です。

ルミガンやケアプロストは緑内障や高眼圧症、睫毛貧毛症の治療に使用することが出来ますが、眼病治療の際には点眼で使用するのに対し、まつ毛育毛時は点眼ではなくまつ毛の根本に塗るといった使用方法が異なります。正しく利用して安全に美容効果を得るためにも、使用方法と副作用をきちんと理解して利用しましょう。